模擬国連は1923年にハーバード大学にて行われ始め、現代世界におけるさまざまな課題について学ぶための先進的な教育プログラムとして、全米の公立中学校・高校にもほどなくして広まっていきました。
日本においては2007年に米国国連協会の主催により開催される高校模擬国連国際大会への日本代表団派遣事業を皮切りに、同年にはグローバル・クラスルーム日本委員会の主催のもと全日本高校模擬国連大会が開催されました。
議題を調べることによって現代世界のさまざまな課題の理解を深めるだけではなく、さまざまな国の大使を担当することによって複数の視点からその課題を捉える力をつけることができます。また、決議を作る文章力、自国の主張を伝えるスピーチ力、多くの賛成を得るための交渉力を身につけることができます。
模擬国連の教育的有用性は広く認識されており、授業や部活動で模擬国連に取り組む高校が年々増えています。