模擬国連とは

模擬国連とは

 模擬国連とは、学生が各国の大使になりきり、実際の国連の会議を模擬する活動です。各大使は、会議準備として担当国や議題についてリサーチを行い政策を立案します。会議では自国の政策をもとにそれぞれの国益を考慮しながらも、国際社会としての問題解決に貢献するために、演説や交渉を行います。 

模擬国連の有用性

 模擬国連活動は多くの高校などで実践されはじめています。模擬国連では、活動に【リサーチ・政策立案】【スピーチ】【ディスカッション】【交渉】の要素を含みます。その中でさまざまな能力を向上できますが、ここでは大きく4つご紹介いたします。

1 国際問題の理解

 複雑化する現代の国際社会では、様々な問題が起こっています。しかしその多くは、日本に住んでいるだけでは身近に感じないものです。模擬国連では、「一国の代表」としてその問題に向き合い、リサーチから交渉までの一連の流れを行います。児童労働が実際に行われている国で問題を考える、工業開発を進めたい国の立場で環境問題を考える、イスラーム諸国は頻発するテロをどう考えているか、など、普段私たちが見ている視点とは違う視点や価値観から多角的に国際問題を捉えることで、よりその理解を深めることができます。これは、将来世界を舞台に活躍する「次世代のリーダー」となる高校生にこそ必要な感覚だと考えています。 また、問題について調べ、自国の政策を考える際にはその問題の本質を捉え、解決策を論理的に考えることが求められますから、問題分析や論理的思考といった力も養うことができます。

2 パブリックスピーキング・英語力

 模擬国連会議におけるスピーチは、時間が限られている中で言いたいことを相手に伝えなければならず、それがその国の利益に直結します。ですから、その内容はもちろん、伝え方も考えて効果的なスピーチをできるようにしなければならず、パブリックスピーキングの能力を鍛えることができます。 また、会議においてスピーチは英語で行う場合が多く、普段の勉強ではなかなか得られる機会のないスピーキングの実践の場となります。

3 交渉力・協調性

 意見や状況の異なる立場の国とも議論し、自国の国益を達成するためには交渉しなければなりません。模擬国連はディベートと違い「勝敗」がなく、いかに国際社会での合意が取れるかが肝心ですから、一国の主張を押し通したり、相手を打ち負かしたりするのではなく、真摯に向き合い、ともに問題の解決に向けて議論します。 また、同じ意見や似た状況の国とはグループを組んで交渉に臨むため、グループ内での協調性や、リーダーシップも問われます。 もちろん、単に合意が取れることがゴールではなく、より自国の国益が達成されるように試みますので、そのためにどう会議に臨むかという、戦略的な思考も養うことができます。


参加者の方はこちらをご参照ください。

学校等にて模擬国連の導入を検討されている教員の方はこちらをご参照ください。